同じ路を目指すからこそ、分かってたんだ。
guadian force libaration
大きな輪の中の、五芒星がヒカリに照らされて眩しかった。
白地に桃の欠片の衣装。
後ろにふたりのガード。
屈強な戦士たち。
はその前でにっこり笑って言ってみせた。
「じゃぁシュースケ、先に行くね」
手を振れない僕に、後ろ向きで歩きながら小さくなるまで手を振り続けてくれた。
まるで、近くの町に買い物にでもいくように、キミは。
シンを倒す旅に出てしまった。
同じ未来を夢見て育った。
僕と妹のミリア、そして。
三人で。
ミリアとは召喚士として歩みを進め、先にどっちがシンを倒すか賭けてみたりして、小さな頃は楽しく過ぎていった。
それが現実的に目の前に振りかかって来たとき、は早々に祈り子様と交信し、僕なんて目もくれずに旅立ちを決めてしまった。
僕はミリアのガード。
黒魔法しか使えない。
あたりまえといえば、あたりまえ。
大きなシンの力に絶望することなく、前だけをみつめていた。
だから、僕は。
キミの旅立ちを見送った。
言い知れぬ思いを秘めながら、キミを見送った。
同じ路を目指してた。
だから分かってた、運命も偶然も全ては皮肉だって。
思い描いた通りなんて行かないって。
悲報を聞いたのは、いつの朝だっただろうか。
ミリアは前の晩から祈り子様との交信で試練の間に篭っていて。
食べ物を取りに寺院から出た僕に、駆け寄って伝えられたんだっただろうか。
様が死亡されたそうです________。
ともかく、僕は。
それを聞いて留まっていられなかった。
ミリアがいるのも分かってた。
ミリアの一番大事なときなんだって分かってた。
だけど。
だけど、そのときの僕にはミリアを待つことすら困難で。
杖さえも持つことを忘れて、走った。
参道を抜け、幻光河に程近い森の小脇に盛り上がった土。
刺さったままのロッド。
それを手に掴んだ瞬間、後ろから抉られるような痛み。
流した視線の先、隅に映る召喚士特有の白い生地に桜の散った模様。
低いうなり声。
もう人間のものじゃない。
瞳を閉じて、唇だけを動かす。
指にちりちりと伝わる電気。
高い悲鳴と、解放された躯。
みすえた先にみえたものが、キミじゃなかったらどんなによかっただろう。
どこからどうみても、魔物と化してしまった。
「ごめんね、・・・」
指先に高温の熱が集まってヒートする。
放たれた熱が、の躯を包んでいく。
こうするしかないんだ。
僕にはこうするしかできない。
異界送りはできない、生き返らせることなんてもっと不可能だ。
心を縛られた君を救うには、僕はこの方法しかできない。
元の身体から、七色の蝶が飛び立っていく。
全て蝶に変わったのを見届けて。
僕は、足早に雷鳴轟く寺院へ舞い戻った。
追記**
一生懸命書いてみたけれど、ビミョー失敗臭い不二周助の刹那系ドリーム。
っていうかさぁ、ムダに長い。さらに空白多すぎ、だね。
途中まではよかったのになぁ...。千石のドリ考えてたら不二の設定がどんどんあやふやになっていった...。
どうみても前回のliveの方が出来がいいのはいなめないね。
あ、lenさんジョゼって大好き寺院のひとつなの(でも、謎がとけなくてネット解析に頼ったけど...)
image song FINAL FANTASY
]『極北の民』『異界送り』
2003.02.11