エボンなんて、ホントはただの気迷いだと知っているんだ、オレは。
guadian force Pray Song
なのに、どうしてだろう。
分かっているのに、ロッドを持ってしまったのは。
知っているのに、異界送りをしているのは。
救いたい、助けたい、そんなものじゃない。
そんな、ほこれる感情じゃない。
そんなもので許されるものでもない、片付くものでもない、オレはオレは。
オレにとって、は。
何を変えてでも
何を無くしてでも
守りたかった
一番大事なものだったのに。
どうして一緒に行こうかって言えなかった?
言い出せなかった?
オレが僧官で先生で、の上に立つものだからか、未来を造る者だからか、結末を知っているからか。
の決意が固いからか。
違う、言い出せなかったのは。
言えなかったのは、がオレを。
がオレに、笑ったからだ。
「ケイゴは未来を導くんだね」
そう言って。
でも、ホントウは違うんだ。
未来を導くのは、召喚士であるで。
四大老であるオレは、所詮未来を創るものでしかない。
未来を示すものでしかない。
希望を創るのは導くのは、オレじゃないんだ。
なんだ。
なのに、終えた。
旅立ってすぐなのに、寺院から10キロも離れてないのにの身体は、こわれて散ってしまった。
まるで、幻光虫に魅入られたように。
鉱物と木々が合体したような夢の造形。
は、その森の中程の湖の中で、水の中で。
声を殺して、眠っていた。
すぐさま、ロッドを手に儀式に取りかかった。
みつめる見習い召喚士、人々の視線。
嘆き悲しんでなんかいられないんだ、けれどロッドを持つ手が震えた。
やさしい印象の、が愛用していた五芒星のロッドがまわる。
の手ではない、オレの手によって。
(...どうして、どうしてお前が死んでいる?
こんな場所で、ザナルカンドにもほど遠いこんな場所で、未来を導いてもいないのに、究極召喚すらも手にいれていないのに
なぜ、死んだ?)
水が震えた、幻光虫が騒ぎ光の粒をつくりだし、スパイラルをつくった。
肌が、の魂の浮遊を感じとる。
もうすぐで完全に分解され、散らばる。
(、安らかに)
ロッドを胸の前で止め、儀式は終わった。
オレにできることは、未来を創ることだ。
アイツの望んだ、穏やかな毎日を。
追記**
跡部 景吾へん、guardian force。
いまいち、わかりにくい、文才ない。
まぁ、この跡部はシーモアみたいな位の人だと思ってください。
シーモアも召喚士であったしね。
image song FINAL FANTASY
]『極北の民』『異界送り』
2003.02.13