運命みたいな恋がしたかった なんて

口が裂けても言えないけれど












FINAL FANTASY...












「つーか来んなっつてんじゃん!」

叫んだあたしに怒ったようなムッとした跡部の声が降ってくる。

「はっ?何言ってんだテメ−、俺がわざわざ来てやってんだぞ、いい加減付き合え」

「んなこと言われて「はい、そうですか」ってうなづくわけないでしょ?しっかり考えなさいよ、バカ!」


もう、まさに売り言葉に買い言葉状態。
これが、付き合う付き合わないのロマンティックな話だって誰が思うよ、ホントに。


「あぁん?誰がバカだって?あんまフザけたこと言ってっとヤッちまうぞ」


半ギレ状態の跡部に更にケンカを売る。


こうしか言えないよ、だって女らしいあたしなんてあんたは望んでないっしょ。
あたしも嫌だし。



「できるもんならやってみろっつーの!」


タンカをきって、横を向く。






と、外していたはずの視線が半ば強引に戻されて。


暗闇が落ちてきて唇を攫っていった。



数秒の間をおいて、あたしに暗闇を与えたソイツは心底楽しそうにニヤリと笑った。




どうだよ?つー顔して。


呆れ半分と悔しさ半分で言葉を吐く。





「バカじゃん?」


半笑いの瞳がムカツク。

あたしを見下ろしていた形の瞳が色を変えた。


「あぁ?」


「つーかそんなことされてもつきあいっこないっつーの」


「じゃぁどうすんだよ」


理解出来ないという風に首を横にふる跡部に、あたしは多分さっきのキスのせいでおかしくなってしまったとしか思えないような言葉を告げていた。

「そーだな、たとえば1000回スキって言ってくれるとか...」


跡部は、あまりにもその答えがショーゲキ的だったのか切れ長の瞳を大きくまんまるくして一種運動きが止めたのち再び嫌みったらしくニヤリと笑った。



「なんだ、そんなことかよ?」


あたしは決死の覚悟で言ったのに。













「すきだよ、






アイツはいとも簡単にいいやがった。



できないことないみたいなとこ、むかつくけど。




運命みたいな恋がしたかった なんて
口が裂けても言えないけど
やっぱ聴きたいんだ、君からの1000の言葉。


悔しいから「あたしもすきだよ」なんてあたしは絶対言ってやらないけど。














追記**



FINAL FANTASY 10-2、Lenne&Unknownに影響をバッチリ受けてるドリーム。
跡部は本気でを追いかけ回してます。
付き合うって言ってくれるまでホントこのふたりは長いんだ...。





up date2003.04.16