終わったことを後悔するなんて性に合わない、俺らしくねぇ。


でもできるなら時間を戻してくれ!











出会う前に戻れるなら/もっと。












アイツにとったらありえないくらい最悪な男だったんだろうな。
はじめてあったアイツに向かって開口一発告げた言葉が「ホテル行かねぇ?」だもんな。
でも、俺はあのときは相手なんて考えてなくて、どうでもよくて。
がどんな状況にあるかなんて知りたくもなかった、俺にとってはいつものお遊び、だったから。


けど、セックスしたら無性にの事が知りたくなって愛しくなって気付いたらアイツを捜しに町に出かけるようになってた。

調べさせた名前、住所、電話番号。

その他諸々の事がに繋がってるはずなのに、どうしたらいいか分かってるはずなのにどうしようもなくて。

ただに逢える瞬間だけを待ってた。


次にあえたときは本当に嬉しかったんだ。
もう、、に言う言葉は「つきあってください」しか思い浮かばなくて。
「よう」って声かけた後、すぐに口からこぼれた。


「俺と付き合わねぇ?」




アイツはそんな俺にいぶかしげな表情だけを向けて「バッカじゃない」って言い切った。
本来だったらそこで諦めるけど、っていうかまず告白なんてしねぇし。
でも、アイツはなんかいままでの女と違ってたんだよ、何が違ってたかなんて言えねぇけど。


ともかく俺はそれから毎日の学校に通うようになって、アイツに双子の姉がいることを知った。
そして、に好きな男がいることも分かった。
決してそいつに対して自分が劣ってるなんて思わねぇけど、それでも不安感は拭い切れなかった。
何しろの視線が違う。
くるくる変化する表情。


はじまりがはじまりなだけに、何を言っても信用して貰えないことも分かってたのに。
それでも止められなかった。



「三上のことすきなんだろ?」



泣き出しそうな表情にやり場のない憤りが言葉になって吐き出される。
イラダチは最高潮に達していた。
不安感と焦燥感、あるかないかの期待感が心の中を占領していく。




「そうだよ」



震えながらも肯定された言葉に、何も知らなければ良かったと思った。
気付かなければ良かったとも思った。
出会いかたさえ違ったならもっと好きだって言えるのに。











言っても言っても言い足りないくらい、君が好きです。























追記**



跡部片思い中のお話。
ただしこれはエッチからお話が始まっています。
ちょっとはじまりかたがね違うの。
本編は跡部の声かけ『ホテル行かねぇ?』(それに対して旭は断る)からはじまるけど、これはそれを受けてしまった旭ちゃんと跡部君の葛藤が主軸なんですよ。
leenさんはねどうしても横道にそれるのが好きな人なのでたくさんこういうのを考えてしまいがちなんですよ。
ちなみに他に『千石清純くんとゆかいな仲間たちと双子ちゃんが繰り広げる物語(主軸は千石と旭の親友関係に徹する)』や
『跡部景吾くんのおねいさまが旭ちゃんを気に入る(本編設定では姉は登場しない)』などがあります
(連日連夜lenさんの頭の中で愉快に繰り広げられてます)
そのうちそれらもシリーズ化(別バージョンとして)





up date2003.07.24