大丈夫なんて思わないで・・・




一人でいるとさみしさが





いっぱいやってくるの・・・







強気の後ろ











ずっとひとりだとおもってた。
おじいちゃんたちがしんじゃってから、エーコのそばにはモグがいてくれたけど...。
それでも、さびしかった。


にんげんのおともだちはいないの?
エーコには、なんでいないの?
どうしてモーグリーばっかなの?みんな、どこいっちゃたの?



エーコ、ひとりはいやだよ。
ひとりはこわいよ。

おねがい、だれか...。
だれでもいいの。


エーコのそばにきて...。

エーコとおはなしして?

じゃないと、エーコ。

どうにかなっちゃいそうだよ。

「どうかした?エーコ」

エーコよりも背の高い、何でも持ってるダガ−。
きっと、ひとりなんてなったことないんだろうなぁ。
そう思ったら、なんだか無性にむかついてエーコは、そっけなく告げる。
「なんでもないの!あっちいってて」
「そっか」



でも、もうすこしここにいていい?

とダガ−の声が天に響く。

「しょうがないわね。いいわよ」

素っ気なく言い返したけど、なんだかエーコは嬉しかった。


ダガーと二人だけのインビシブルのビレッジ。


風が吹いて、さっきまでは少し寒かったのに。

今はなんだか、ほんの少し温かい。

ずっとダガ−もエーコも喋らない。

静かな霧の大地をインビシブルは駆けていく。



ずっとおともだちがほしかった。

ずっといっしょにいてくれるひとがほしかった。

ねぇ、おじいちゃん?

エーコ、いまはすこしさみしくないよ。




後書き


なんでしょう?
この作品は...。
全く設定を考えてないから、はじめはビビが、ダガ−のかわりに出るはずだったのに。
ビビが、エーコをどう呼んでるか忘れちゃったために、ビビを出すことは断念するはめになった。(涙)
がーん。しょっく...。っていうか、資料欲しい☆
(あってもヘボ作品ですがね)
これは、エーコ第一主義のlenらしい作品ですね。



2001.02.20