貴方に繋がる羽が欲しい









はじめはね。
「不思議」なだけだったの。
一言で表すとしたら『異空間』




そんな感じ。


きっと、スコールは怒るだろうけどね。
私、ティンバーを救いたいって思いながらも。
どこかで分かってなかった。



スコール達『seed』に頼んだのは。
その思いを払拭したいっていうのもあったんだと思う。




『戦争』や『争い』と言うよりも。
ただ、ただ。
『独立』や『自由』にひかれていただけなのかもしれない。


「あとさき、考えないヤツだよな」て言われても。
いまなら、否定しないし、できないもん。

私は、鳥のようにずっと守られてたから。
パパという檻の中で。
ずっと。



その檻を嫌がりながらも。
檻の中に楽を感じてた。
あぶなくなったら、パパがなんとかしてくれる。




だから。



「命をかけてる」って言ったあなたたちが。
スコールが。
分からなかった。



生きる空間が違いすぎて。
でも、そんな空間に急激にひかれてく自分と。
したしんでる自分がいて。




ねぇ、私。
貴方にであったから、変われるのかな…。
この檻から飛び出せるのかな…。












2001.02.20