キラキラした太陽光の下、涙だけが頬を伝っていった。











r     ain














すきだった。
あたしだけなんて言葉はウソだって分かってたけど、信じたかった。

傍にいてくれたら誰でもいいって思ってたあの日とはもう違ってた。
跡部じゃなきゃ嫌だって思うようになってた。
だめだって思ってた。

なのに、強がって言えなかったたった二文字の言葉。
青い空はその言葉を放つのをよしとはしてくれなかった。
言われるままに受け取ったその言葉。


ほんとは叫んでたよ。




「...思い違いだったって分かったから、もう逢いに来ねぇし」




ねぇ、肩が震えてたらきっとあたし。

きっと言えたのに。


「意気地なし」って言ったあんたの言葉正解だね。

こんなに言いたいのに。
こんなに溢れてくるのに。




『ホントは好きだよ。もう誰のことも考えられないくらい君がすき』






「そばにいてよっ・・・・・・・・」








あったまったコンクリに黒い点が広がっていった。


































追記。

tornado!の参考資料まがい。
わりあい上手くかけたカンジ。
これならよしとしておこう。
続きは跡部がでてきます(ぺこり)

image song  倖田 來未『1000の言葉〜オーケストラバージョン〜』





up date:2003.04.30