そんな言葉、いらない。
愛してるだとか好きだとかずっと一緒にいてくれだとか、そんなの私と跡部の間には存在しない。
存在なんか、しなくていい。
だって言葉なんてなくたって。
こうやって、セックスするだけで十分。
身体あわせるだけでいい、身体がなによりも正直で何よりも雄弁に語ってくれる。
火照るのも濡れるのも、跡部だから。
身体はなによりも正直でウソをつかない。
「、愛してる」
そんな言葉は、いらない。
二番目だから何?
この瞬間は私のもので、跡部は中にいて支配しているのは私。
セックスしてるのは彼女じゃない、中でうごめくものが証明してるでしょ。
そんな言葉、いらない。
必要無い。
だって、他のまがい物よりも素直でウソなんてつけないものが傍にあるじゃない。
「ウソつき。かわいいかわいい彼女がいるくせに」
耳元に唇を近付けて囁いてやる。
「黙ってよ。もう一回、しよ?」
下がった熱が、また体中に浸透していった。
そんな言葉、いらない。
口ではどうでも言えるじゃない。
愛してるなんて言葉なくても、私は跡部から離れない。
だって、私の身体が跡部から離れないって言ってるし。
追記。
突然思い付いて書きなぐったもの。
愛してるとかそんなの言われなくてもいいって気がするんですよ。
そういう女の子が強いなって思うからかな。
あ、でもこのヒロインはただのセックス好きなわけじゃないですよ。
跡部が好きだけど、言葉よりからだで結びついてたほうが信じられるって考え方の持ち主なんです。
up date:2003.09.13