荒い息の中で抱きしめられた。
COLORS...×××
一か八かの賭けだったんだ。って聞かれたらそう。って答えておくけど。
ホントは違うよ。
「...あれって作戦?」
「さぁね」
もう帰ってこないこと覚悟してた。
本気になったほうが負け。って言うなら負けたのはあたし。
潔く手をひくの、だから。
後ろ髪なんて見せないよ、だってそんなのみせるほうが情けないもの。
「まぁ、いいや。どっちにしろ君の罠にはまっちゃったわけだし」
「罠だなんて人聞きの悪い」
はじめに罠にはめたのはあんたのほうじゃない、笑顔で。
しばりつけたのもあんたのほうじゃない、心を。
なのに、あたしが罠にはめたみたいな言い方...。
いいけどね、別に。
結果手に入ったのは、変わらないし。
「おいたはほどほどにしてよ」
「出来るわけないじゃ〜ん、俺ちゃん命だし。むしろちゃんこそ」
笑った口唇に影が触れた。
追記**
なんだか微妙すぎる。
っていうか、聞いてた曲の雰囲気に引き込まれそうになってヤバかった。
久遠聞いてたんだよね。
全然違うし(シンラ君風)
image song 宇多田ヒカル
『COLORS』
up date:2003.03.19