三上やユンギュン、ツバサなど主なメンバーが台を獲得し終わる頃に、やっと三上の姿を見つけた藤代が大声で叫んだ。
「あ〜〜〜〜〜〜〜〜、王子サン南にいたんスか。あれっ、みんないるっ、どうして!?」
三上は呆れながらも藤代に説明してやる。
「お前なぁ..この一週間爆裂台が...南へ南へ移動しているのが何故わからん。ついでに言うと当りは中央通路ぞいに多い。初日は駅に面したメイン入り口の北口に高設定を多く入れ、南に南下。3日後には店全体に高設定が散らばった。しかし、奥の南口に空き台が多くなったことから、昨日あたりではかなり南に多く高設定を入れてんだ」
三上の説明は止まらない、その豊富な知識を余すところなく藤代に教えてやる。
「だから今日は南半分狙いが正解。まぁ北口にも花台はあるだろうがな。せっかく5カ条教えてやったのにそれ以前でコケているとは...今さら来ても遅いぞコラ...」
もう手に追えないという表情を浮かべた三上に対して藤代はこれ以上ないというくらいの声で悲鳴をあげた。
「うがーーーーーーーーーーーー」
「とにかく完ペキな中押し&逆押しで...一切ムダに回すことなくフラグ成立を察知するッ」
「うおおお、みんな速え〜〜〜〜〜〜なんつっても賞品がゴールドカードだかんな〜〜〜〜〜〜〜〜。やっべ〜〜〜〜〜〜〜〜」
まわりをみると、言葉通りみんな完璧な回しかたでどんどんサバを引いていく。
もう、傍観者にしかなりえない藤代の叫びをよそに三上はふっと笑った。
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