100番台の列をのぞきにいった藤代は、その場所に座っていたヤツを見て目を見開いた。
「ゲェ!?」
藤代は叫ぶと三上たちのいる場所へと大慌てで戻った。
「大変だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
その藤代の姿はある時代劇番組のキャラを思わせるほど慌てていた。
しかも、藤代は驚きのあまり舌が上手くまわっていない。
「おおお王子サン...てってってっ...あ、あ、あのロ、ロ、ロ、ロ」
三上はそんな藤代を尻目にまだ絶好調でゲームを消化している。
「うるせーな、何だコラ」
藤代はことの重大性を伝えようとまわらないろれつを一生懸命もとの状態に戻そうと頑張っていた。
「ロマネスクの店長が打ってんスよ!!北で!!」
藤代のその言葉は我が道を突っ走る三上にも影響を与えたらしい。
三上は一瞬で顔色を変えると、さっきよりももっと早くゲームを消化しはじめた。
「なん...だと!?」
騒ぐ、ツバサやユンギュンたちの向こう、三上は店内の迷惑も考えず叫んだ。
「上等だ、コラーァ。あと四時間勝負だ!!オラァァ」
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