西園寺はデータロボの前で三上や藤代相手に説明をはじめた。
「見なさい!私の台のグラフを」
指差したその画面に写ったのは、西園寺が座っていた台。
グラフは一度下降し、そのあと急上昇していた。
「君にこの台のファンタスティックぶりが分かる?ロマンティックでしょ」
三上は悔しそうな表情で画面を凝視している。
「この意味が分からなきゃうちの店で確信を持って打つことは不可能よ。ま、上手なひとたちが皆南に流れてくれたから簡単に席をとれたんだけどね」
三上は冷や汗をだらだら流しながらぶち切れた。
「...たまたま.たまたま、俺に勝ったぐれーでよくそこまでペラペラしゃべれるモノ...」
三上の言葉にいままで黙って西園寺の背後にいた松下が叫んだ。
「それは、違うな!店長はなー君を最高の舞台で叩きのめす機会を狙っていたんだよ。バカ。...借りは返したよ」
あとには松下の笑い声と西園寺の声が響いた。
「もういいわ。いきましょう、松下」
三上は西園寺の余裕さに本日何度目かの怒りを再熱させた。
「ぬああああ」
あとには、三上の叫び声と藤代やユンギュンの呆れる声だけが響いていたと言う。
「待てやオラッ!許さねーぞコラッ!憶えてろ!!コラァァ」
「ウフフフ、いつでも来なさい。ロマネスクに。ただし私の設定が読めるのならね」
「しかし、自分の店でトップとられたからって店長に仕返しに来るとは...」
「狂ってるわ」
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