こえては、いけない一線_____________。
君と俺との繋がり。
of itself...01
ソラの色がオレンジに切り替わった頃、俺は教室に足を向けていた。
部活中、ケータイに入ってた一通のメール。
ちょっとあったりできないかなぁ!?
ひかえめな、たった一行の、でもソレは。
俺の心を動かすには強すぎるくらいで。
早々と着替えを済ませて、オレンジの空と同化したような千石たちと別れを告げて一人校内に戻った。
メールの主の、本当に戻ってきてほしい人が、呼びだしたかった人が、逢いたい人が俺じゃないのを知ってるけど。
だけど、ソレでも俺は。
やっぱり君に逢いにいってしまうんだ。
彼女の教室の前まで来て、深呼吸をする。
毎回、毎回カノジョの話の中身も内容も同じだけど。
ソレでも俺は、彼女とふたりっきりなことに動揺を隠せなくて、緊張して。
とびらに手をかけて、ガラッとひきあけた。
「?」
は、一番後ろの千石の席でオレンジの空をみあげながらぼうっとしていた。
俺は、もう一度橘に声をかける。
「?」
「ねぇ、どうしてオレンジってこんなにせつないんだろ...」
それは、違うよ、。
でかかった言葉をのみこんでおしだまる。
それは、空のオレンジが、夕焼けが。
アイツの、君の大好きなアイツの。
髪の色と同じだからだよ。
答えはこんなにもかんたんなのに、単純なのに。
君は、痛いくらいわかっているはずなのに、知らんぷりをして逃げてるんだよね。
だから、俺も言わないよ。
君のせつないカオ、泣きそうに意地をはったまゆ、分かってるけど、だけど。
俺は、自分の気持ちを言えばもう自分を押さえられなくなるから。
トモダチ、でも相談相手でもなくなるから。
だから。
心の中だけで君を思っておくよ。
君を抱きしめておくよ。
△/▽
追記**
なんだか、中学生の恋愛ではないと言い切れるアホ小娘len
みなみきゅんはとってもかわいーのですよ。
あの素敵サイト様の南に出逢ってから南ラブなのですよ、lenは。
あ〜〜〜〜かわいい。宍戸と同じくらいラブv
image song Lyrico『キセキノハナ』
up date:2002.12.06